「そうだ。実家じゃさっさと結婚しろって言われるから毎回家に来やがる。学校でも顔合わすってのに」 「ちょ……ちょっと待っ……」 「こないだも自分の父親が家に来るって日には、オレに早く帰ってこいって言って身代わりにするし、しょうもねぇんだよ」 「待って……っ、そんな、嘘……」 ーーー“昴。来週は早く帰って来てね” 捲し立てる七瀬先輩にわたしはまた叫びだしそうになった。 だって、ということは、叔母さんにあたるわけで、つまりわたしはとんでもない勘違いをしていたわけだ。