「だからお前を一人にしたくなかった。お前の秘密なんて、最初から言うつもりもなかったんだ」
「じゃあどうして……っ、あんな、自分のそばにいろなんて……」
それも夏休みまでって条件付きだった。
「助けてやれもしなかったクセにあれからずっとお前を見てたなんて言えるわけねぇだろ、バカ」
七瀬先輩の言葉の一つ一つがわたしを揺るがしていく。
「でも、夏休みまでって、期限付きみたいに言ってたじゃないですか……」
「だからそれも、一年前の今日のことお前が思い出すからだろ?一人にしたくなかっただけだ。それくらい気づけよ」



