「お前、何してんだよ?竹川は一緒じゃねぇのか?」 なんで、一人なんだって声が不機嫌に聞こえる。 「どうして、何も言ってくれなかったんですか……?」 縮まる距離に鼓動は加速を増して、頬が熱いのはきっと、七瀬先輩を視界に映したからだった。 「は?いきなりなんだよ?」 「どうして、火事だなんて……っ、なんで、言ってくれなかったんですか……」 七瀬先輩の眉が微かに動いてわたしを見つめる。