「そうやって閉じ籠ってんのか?お前は、いつも自分に悲観して、自分なんてって言い訳して。弱さの塊だな?」 洗練された美貌を放つ悪魔が、ふっと乾いた笑いを漏らす。 自分を悲観してばっかだと、前にも図書室で言われたことがあるけど、紛れもなく事実なんだから悲観してるって言われても仕方ない。 「……アナタなんかに、何がわかるんですか?」 あの日の恐怖も、震えも、全て怖くて。 ベッタリと貼り付いたそれは消えゆくことなんてなかった。