「……きゃっ!」
数分経ったか経たないかほどして突然、頭に何かで触れられたわたしは咄嗟に顔を上げた。
「なんだよ?」
やけに近距離で七瀬先輩の掠れたような低い声が響いたけれど、わたしは目を見開いたまま呼吸すら忘れた。
七瀬先輩のワイシャツのボタンが全て開かれた状態で、引き締まった肌にはまだうっすらと濡れた跡が残る。
「呼んでも返事しねぇからだろ?」
「……ちゃんとっ、服……!着てください」
一体、どこに目をやったらいいかわからないじゃないですか……。
「はいはい」
なんて、全く聞く気もないクセに。



