「一人でいることが強いわけじゃなかったのに……いつもあたしは自分の話ばっか」 首を振るわたしに「ごめんね」と眉を下げた。 「八重が悩んだり、困ったり、苦しい時はあたしもそばにいたいって思った。八重があたしの話を聞いてくれた時みたいに」 そして、小さな手でわたしの手を包み込んだ。 伝わってくる温度は夕陽のように暖かくて、目の奥がじんわり熱くなった。