「高校に入学して夏目先生に再会した時は驚いたよ。最初から夏休みだけって条件付きだったし。それに、もう会えないと思ってたから……」 常磐君の弱くなっていく声音と一緒に瞳の色が少しずつ少しずつ色褪せていく。 「だからすごい嬉しかった。ドキドキしてた。オレは、あの頃から夏目先生のことが……」 その続きはきっと言わなくてもわかった。 それは“恋”……という恋愛感情で……。 「だけど夏目先生、泣いてたんだ」 「泣いてた……?」