「驚いたろ?」 「そりゃ、もちろん……」 まだ汗の止まらない常磐君はふっと苦い笑みを浮かべた。 「夏目先生って、実は元オレの家庭教師だったりするんだよ」 「かっ、家庭教師!?」 「っていっても、中二の夏休みの間だけね?簡単な補習みたいなもん」 「……中学二年生の時?」 「そう。もともとオレの親が勝手に家庭教師つけようとしてたんだけど、オレは拒否してて。夏休みの間だけって条件付きで。どんな家庭教師が来るのかって思ってたら、夏目先生だった」