「オレがいけない。七瀬昴のことを和藤さんに聞いて困らせた。アイツのことに固執してるのは、オレの方なのに」 「……常磐君が、七瀬先輩に?」 小さく頷いた常磐君は大きく息を吐き出して、遠くの空を見つめた。 「好きだったんだ。夏目先生のこと……」 ーーー初めて知った、常磐君の想い。 「……えっ?な、夏目先生を?」 信じられない告白にそう繰り返してしまう。 確かに教師らしからぬ美貌を放つ夏目先生に憧れる男子生徒は数知れず。 まさか、常磐君が夏目先生を好きだったなんて。