「それならわたしも……、嫌な態度とっちゃって」 「いや。言いたくないことの一つや二つ、誰にだってある。オレもそうだったのに」 「常磐君も?」 頷いて立ち上がるとワイシャツをグイッと引っ張って汗を拭った。 「オレさ、あれから色々考えて。もしかしたら和藤さんと二度と話せないかもって思った」 「そんなことないよ。わたしだって、常磐君とこのまま、話すことなく夏休みに入っちゃうのかなって……」