「理由にならないわ!私……どうしても好きなの。諦めきれないの」 保健室の中から叫びに近い夏目先生の声が聞こえてきた。 夏目先生……? 突然のことに芯から驚いたのはわたしだけじゃなく常磐君も一緒だった。 「だったら離れんな。そばにいろよ?」 ーーードクッ 沈黙するわたし達の耳には七瀬先輩の低くて冷たい声音が舞い降りる。 わたしの鼓動は不快な音をたてて加速を増した。