アナタという人は氷で出来ているんでしょうか。
溜め息をつきながらズボンのポケットに片手を突っ込んで、気だるさは全開だ。
「もう帰りてぇんだけど?」
「ちょっと待って。せ……せめて、その噂の女の子が誰なのかくらい教えてよっ……!」
簡単には引き下がらない女の子は半ば叫んでる。
そりゃ、こんなこっぴどく断られて、あっさりと帰るのも悔しくて堪らないと思う。
「答える義務あんの?」
「納得出来ないんだから!その子……二年なんでしょ?ちょっと前に聞いたんだから。放課後の教室で、キスしてたって……見た子がいるって……」



