【完】七瀬先輩と秘密の恋におちて




アナタという人は氷で出来ているんでしょうか。


溜め息をつきながらズボンのポケットに片手を突っ込んで、気だるさは全開だ。



「もう帰りてぇんだけど?」


「ちょっと待って。せ……せめて、その噂の女の子が誰なのかくらい教えてよっ……!」



簡単には引き下がらない女の子は半ば叫んでる。


そりゃ、こんなこっぴどく断られて、あっさりと帰るのも悔しくて堪らないと思う。



「答える義務あんの?」


「納得出来ないんだから!その子……二年なんでしょ?ちょっと前に聞いたんだから。放課後の教室で、キスしてたって……見た子がいるって……」