身体を押さえ込まれてピクリとも動けない。 理解が追い付かないわたしを恐怖が支配した。 まるで隠すように、車と車の間に押し付けられたわたしの姿は、駐車場の前を通っただけじゃ誰からもわかるハズもなく。 理解なんてものは完全に出来なくて……。 『そこの高校の生徒か……』 『やっ……やめ……、』 怖い………。 だけど、やめてくださいなんて、声にならない。 楽しいことを見つけたとばかりに漏らすねっとりとした声が、わたしを確実に掴まえていた。