『どうした?愛桜。』

晃さんが話しかけてきた。
スーツ姿がよく似合ってるな。

『おい。愛桜』

唯さんが私の腕を引っ張って
屋上へ連れていかれた。

『あの、、、唯さん?』

唯さんは無言だ。
そして、手首が少し痛い。

『唯さん、痛いです。』

『あ。わりぃ。』

どうしたんだろう。

『なぁ。愛桜は、、、晃希さんが好きか?』

晃さんが好き?
うーん。どぉなんだろう。

でも、、、大切。

『好きですよ。』

唯さんは、少し傷ついた顔をした。
なんでかな?

『けど、、、1人の男性として好きかは
わかりません。』

本音だ。

ただ、、、俊くんや翔さんは
これから先恋愛対象にはならないだろう。
顔ではない。
彼らもイケメンだ。

でも、、、彼らは、兄だ。