私が死ねば良かった。
死んで償えよ、、、か。

そうだよね。
ごめんなさい。

拓人、、、これからそっちに行くよ。
待ってて。

最後に皆にお別れをいうからね。

『うん。そうだよね』

『愛桜っ!!』

晃さんたちが焦って私の名前を呼んだ。
ごめんね。嘘をついて死ぬことを許して。

『わかってますよ。力哉さん達の言ってること。
あたしだって何度も死のうとした。
けど、、、死ねなかったの。
ごめんなさい。』

私は、左手首を見せながら
話を続けた。

『ねぇ。晃さん。
私ね、また皆に逢えてホント嬉しいの。
だから、心配しないで?
黙ってもう消えたりしないから』

私は今ちゃんと、笑えているかな?

『唯さん。ごめんなさい。
けれど、、、死ねない私を許して』

これも嘘。
此処から出たら死ぬから。
安心して。

『あたし、、、今日は帰るね。』