~俊太side~

俺の名前は、羽山 俊太[はやま しゅんた]
通り名は、覇王龍[はおうりゅう]
由来?そんなの知らねぇ。

俺らは1年前、大切な奴を2人も
失った。

1人はもうこの世にいねぇ。
もう1人はいきなり姿を消した。

けれど、岳斗が連れてきてくれた。

『愛桜。愛桜。愛桜。』

俺は愛桜を離さねぇくらい
キツく抱きしめた。

愛桜の温もりを感じたい。

『しゅん、、、くん、、、苦しよぉ』

愛桜を離して見てみると
苦笑いで笑いかけてくれた。

『愛桜。探してた。』

『うん。』

『でも、、、見つからなくて』

『うん。』

『俺、もぉどーしていいか』

『うん。』

『けど、、、会えた。』

『うん。』

愛桜、、、お前は何も変わってないな。

『もぉ、、、離さねぇ』

『うん。』

『おかえり。愛桜』

『ただいま。』