空気が重い。

『おい。愛桜。説明しろ。』

ですよね。岳斗さん、、、。

『再婚したって言うのは言ったよね?』

『あぁ。』

『愛美ちゃんは、あたしのお姉ちゃんに
なったわけ。』

『田宮愛美と姉妹って事は、、、父親は』

『俺だよ。岳斗。』

何故か、岳斗の顔が青ざめた。

『か、つやさん。』

『久しぶりだな。』

『はい。』

ん?なんでこの2人まで知り合い?

『なんで2人は知り合いなの?』

私は聞いてみた。

『愛桜ちゃんこそなんで岳斗と知り合い?』

なんで、、、んー。なんでだっけ?
考えていたらママが答えてくれた。

『岳斗君は、愛桜の恩人なのよ。』

『恩人?』

ママは、懐かしそうに話し始めた。

『愛桜が中学2年生だったかしら?
いきなり帰って来なくなったのよ。
帰ってこなくなり3ヶ月が経過したの。
そしたら、愛桜と岳斗君達が家へ来たわ。

愛桜は、3ヶ月、、、監禁されていてね
岳斗君達が救い出してくれたの。』

監禁、、、懐かしいね。
消し去りたい過去の1つ。