岳斗は、いつもあたしを1番に
考えてくれるね。

『ありがとう。』

お礼を言うと岳斗は
前と同じ笑顔をくれた。

『餓竜には、近寄るな』

餓竜、、、?なんだっけ?
、、、あ!屋上の人達が話してた!

『ねぇ。餓竜って何?
聞いたことある気がするんだけど、、、』

私は問いかけた。

『餓竜は、俺らが17の時に入ってた族。』

俺ら、、、あぁ。前に話してもらったっけ。

『岳斗、今何歳だっけ?』

『21だよ。』

そうだよね。私との年の差、5個だもんね。

『いいか?関わるなよ?』

そういわれても

『岳斗達みたいに調べてるかもよ?』

そう。岳斗達と出会った時も
私は調べられてたのだ。

『確かにな。まぁ、お前の情報は
普通の情報しか出ねぇよ。
俺らが未だ管理してっから破れねぇ』

アイツらでもな。と付け足した。

『愛桜。着いた。』