私は、岳斗に家まで送ってもらっている。

『岳斗。ごめんね。』

私は岳斗に謝った。

『なにがだよ?』

分かってるくせに、、、

『嫌いって言ったのに助けを求めて。』

『べつに気にしてねぇよ。』

嘘つき。

『でも、、、』

『なぁ。愛桜?何かあれば俺に頼れ』

岳斗は何も変わってない。

『なんで優しくしてくれるの?』

裏切った女なのに、、、

『俺らのお姫様はお前だけだからだよ。
俺も、アイツらも、お前に裏切られたなんて思ってねぇ。
だから、頼むよ。俺だけでもいいから
前みたいに頼ってくれよ、、、』

ねぇ。岳斗。
一つだけね、、、訂正するよ。

『嫌いじゃない。岳斗もアイツらも。
大好きだよ。けど、、、まだ逢いたくないの』

ごめんね。理由も言えない。

『嫌いじゃないならそれでいい。』