着いた場所は屋上だった。
夏って事もあり暑いが
気持ちいい場所だ。

『愛桜。』

岳斗が先に口を開いた。
キレてるんだろう。

『なに』

『なぜいきなり居なくなった。』

やっぱ聞かれるよね。
なんて答えようか。

理由か、、、ホントの事なんか言えない。
言える訳がない。

『親が再婚して引っ越すから』

私は嘘をついた。
いや、、、うそではない。事実だ。
ただ、姿を消した理由ではないだけ。

『そうか。アイツら探してたぞ』

アイツら、、、。懐かしいな。

『そう。みんな元気?』

『あぁ。』

はぁ。気まづい。
どーすればいいのよ。こんな時、、、

~END~