もう一度、アイタイ。~ワタシノワガママ~

『そ、うか。まぁいいよ。いつかわかるだろう。
そうだ!担任を呼ばなきゃね。』

凛さんは笑顔でマイクを手にした。

『岳斗先生。至急、理事長室へこい。』

ん?最後の命令口調だよね。
もしかしなくても、、、凛さんって
元が付くひと?

なんてことを考えていると
理事長室のドアが乱暴に空いた。

『んだよ。凛さん。いきなり』

私は、固まっている。
この声を聞いたことがあるから。
大好きだった声。
私は怖くて振り向けなかった。

『なんだよ。用事は』

『今日から、お前のクラスに転入してきた
田宮 愛桜だ。』

『ふーん。おい。田宮』

この人はまだ私だと気づいていない。
それもそうか。
あの頃と苗字が違うもんね。

どうしていいかわからないでいると
勢いよく振り向かされた。