俺が今見てるのは現実なのか?
今までずっと探してた女が
俺の腕の中に居る。

愛桜。

叶わない想いを抱きながら
大切に守ってきた女だ。

なぁ。拓人。
お前がまた会わしてくれたのか?

愛桜にも、、、岳斗達にも、、、
もう1度引き合わせてくれたのか?

でもな、、、拓人。

愛桜の中に俺は思い出としても
残ってないみたいだ。

岳斗から声をかけられ
俺は平然を装って愛桜を開放した。

『なんで、兄貴が此処にいんだよ?』

唯が話しかけてきた。
何故か驚いている。

まぁ、、、仕方ねぇよな。

俺は今まで入院してたから。