階段を降りてダイニングに向かうと、もうお父さんとおじいちゃんがテーブルに着いていて、お母さんとおばあちゃんが台所でパタパタ動き回っている。
いつもと変わりない、我が家の朝の光景だ。
「翠、おはよう。目の調子はどう?」
「おはよう。昨日よりもよく見えるみたい」
挨拶を済ませて、あたしは自分の朝ご飯の用意を始めた。
朝はお母さんもおばあちゃんも、みんなの分のお弁当の用意ですごく忙しいから、あたしはいつも自分の朝ご飯は自分で用意する。
とは言っても、おかずはすでに用意されているから、あたしがすることはトーストを焼いて紅茶を淹れることくらいで、偉そうなことは言えないけど。
「いただきまーす」
テーブルに着いて食べ始めたら、向かいの席で新聞を読んでいたお父さんが、こっちを見ながら不思議そうな声を出した。
「珍しいな? 今日はトーストじゃないのか?」
「え?」
なにを言われたのか意味がわからなくて、箸を握りながらキョトンとお父さんの顔を見返してしまった。
「お前、朝は必ずトーストだろう? 今日はご飯と味噌汁なのか?」
「……」
改めてテーブルの上を見れば、目の前にはたしかにお豆腐のお味噌汁が置いてあって、あたしはご飯茶碗を手に持っている。
ツヤツヤの真っ白な白米が入っている温かいお茶碗を見つめながら、あたしはポカンとしてしまった。
いつもと変わりない、我が家の朝の光景だ。
「翠、おはよう。目の調子はどう?」
「おはよう。昨日よりもよく見えるみたい」
挨拶を済ませて、あたしは自分の朝ご飯の用意を始めた。
朝はお母さんもおばあちゃんも、みんなの分のお弁当の用意ですごく忙しいから、あたしはいつも自分の朝ご飯は自分で用意する。
とは言っても、おかずはすでに用意されているから、あたしがすることはトーストを焼いて紅茶を淹れることくらいで、偉そうなことは言えないけど。
「いただきまーす」
テーブルに着いて食べ始めたら、向かいの席で新聞を読んでいたお父さんが、こっちを見ながら不思議そうな声を出した。
「珍しいな? 今日はトーストじゃないのか?」
「え?」
なにを言われたのか意味がわからなくて、箸を握りながらキョトンとお父さんの顔を見返してしまった。
「お前、朝は必ずトーストだろう? 今日はご飯と味噌汁なのか?」
「……」
改めてテーブルの上を見れば、目の前にはたしかにお豆腐のお味噌汁が置いてあって、あたしはご飯茶碗を手に持っている。
ツヤツヤの真っ白な白米が入っている温かいお茶碗を見つめながら、あたしはポカンとしてしまった。


