辺りを見回しても、ここにはベンチと丸くカットされたあたしのお腹あたりまでの木くらいしかないのに。 あたしは、渡り廊下の方へ歩いてみる。 ーーードスッ 「……何!?」 カットされた丸い木を跨いだ瞬間、あたしの右足は何かを踏みつけた。 「なっ、ギャあああ!」 ガシッ……と右足を掴まれてよろけてしまった。 ちょっ、あれっ、立ってられない……。 ぐらり、と視界は歪んで傾く身体は微塵も言うことをきかず、倒れた先は草……ではなく固い場所へと落下した。