【完】好きなんだからしょうがないだろ?




容姿端麗の玲央はすぐに人気者になって告白される度にその噂は流れてて、あたしはいつか、誰かが玲央の彼女になっちゃうんじゃないかって焦ってた。 



「三葉、帰るぞ」


「う……うんっ」



小学校から帰り道はいつも一緒で、それは自然に中学生になっても変わらなくって。



「……なに、アイツ。幼馴染みだからってさ」


「ウザッ。麻白だっけ?あのちっさくて丸い子。超目障りだわ」



だけど、周りの女の子達からあたしは疎ましく思われてることを痛いほどに感じてた。



「朝言ってたけどお前、サーティワンほんとに寄んないのか?31のつく日だろ?」


「……しばらくは、ほんとにいいの」



幼馴染みって肩書きは時に嬉しくて時に残酷なんだってこと、あたしはまだ知らなかった。