だって、あの時はまさか玲央がいるなんて夢にも思ってなかったわけで、大嫌いなアイツがなんで同じ場所にいるのって混乱して……。 「でも結局、意味なかったんだけど」 「い、意味ないって?あたしまで……っ、こ、ここにいたから?」 閉じ込められた腕の中で玲央の胸を少し押して身体を離す。 見上げた玲央があたしへ視線を移して真剣な眼差しを見せる。 「わざわざ叔父の家に居候までしたっつぅのに」 玲央が目を細めるけどイマイチ理解の追い付かないあたしは首を傾げる。