【完】好きなんだからしょうがないだろ?




そこはまるで絵本の中のお菓子の家。 


マカロンの飾りのついた入り口にはチョコレートをイメージした扉。


テーブルはクッキー、照明はキャンディ、フロントにはドーナツ形の呼び鈴。



「そんなに気になるなら四ノ宮本人に直接聞いてみればいんじゃないの?」



放課後、莉子の部活が終わったあと、カフェ、“シュガーマカロン”にやってきたあたし達。



ハチミツ、チョコシロップ、スポンジの焼ける甘い匂いが立ち込めた店内はたくさんの女の子達で今日も大盛況だ。



「やだよ、アイツに聞くなんて……」


「でも気になるんでしょ?わたしだってその理由知りたいし」