【完】好きなんだからしょうがないだろ?




直後、一斉に向けられた悪意を灯した瞳。


ビクッと肩が跳ねる。



「すごぉい。ほんと、デブって脂肪ばっか蓄えてるから、変わるもんだね」


「こんなのが幼馴染みって、四ノ宮君がつくづく可哀想……」



まるで、あの頃にタイムスリップしたみたい。


こういう時の女の子達の独特な団結力は残酷なほど脅威で。



「麻白さんってバカだよね?地元を飛び出せば、自分のことを知らない人達しかいないと思ってた?浅はかだよね」



メイクの濃い女の子達がその声の主の言う通り、とケラケラ笑った。


中心にいる一際可愛い女の子が、不気味な笑みであたしを見る。