【完】好きなんだからしょうがないだろ?




涙がおちる莉子の手を握る。


あたしの手は、自分でも呆れるくらい震えていた。



「一人で、立たなくちゃね……」


「み、三葉……?」



教室へ向かう足も情けないくらいに震えていたけれど。

きっと、大丈夫……。

莉子のように強くはないけれど、一人で立たなくちゃいけない。


こんな、情けないあたしのまま、玲央の瞳に映りたくはないから。



怖くてもいい。

悲しくて傷ついたっていい。


明日はきっと、今日より少しだけ強くなれると思うから。



ーーーガラッ!



教室の扉を開けると女子の群れがはしゃいでる。