「れ、れ……っ、玲央……!?」 マヌケな声が驚いた口から零れおちて。 何度も目をパチパチ動かしてるうちに手首を掴まれ、腰を降ろしたあたしは引き上げられた。 「……オレと走って、三葉」 酷く真剣な眼差しは灼熱の太陽より眩しい。 そう言われた時には既にあたしの返答も待たず、力強く握った手を引っ張るように飛び出して走っていた。 「ハァッ!?なんで、麻白 三葉が!?」 「かっ、紙には何て書いてあるわけ……!?」 あちこちから空気を裂くような罵声と歓声が鉄砲玉みたいに飛んでくる。