【完】好きなんだからしょうがないだろ?




もし御木本さんに知られたからといって何かあると決めつけてるわけじゃないけど嫌な予感がして怖かった。



「あ……」



甘いお砂糖の匂いが風にのってくる。


そっか、今週はクレームブリュレとドリンクのセットがワンコインデーだった。


なんてぼんやり思いながらシュガーマカロンの前を通りかかると、今日もたくさんの女の子達が幸せそうに笑ってるのが見える。



ーーー“あのね、玲央君がフロアに立つと、お客さんのウケがよくって……”



御木本さんの弾む声が聞こえてきた気がする。