え……? きっと何かの聞き間違いだと思いたかった。 ぞくっ、と背筋を冷たいものが駆け巡る。 「御木本さん、それは……」 上手く言葉が繋がらない。 過去のあたしを知ってるのなんてごく僅かで。 親友も幼馴染みのアイツも先輩も、自惚れではないけどそれを口外するような人達ではないと思ってるから。 「なーんて、ね……?」 ニッコリ、と。 能面のような笑みを貼り付けてへらっと笑った。