「元気、元気!それより……」
お姉ちゃんは言いかけてあたしの制服の襟を掴む。
ぐほッ……苦し………。
馬鹿力には到底勝てるハズもない。
「三葉のお隣さんなのよね……?この子のこと、よろしくね?こんなんでも一応女の子なのよぉ~~」
玲央の前へ引きずり出したあたしの頭をペシペシッと叩くと、うふふふーーとサザエさんのように笑った。
「あたしは……っ、こんなヤツに頼まれなくても、一人で平気だから!」
もー、余計なこと言わないでほしい……。
玲央の痛い視線を浴びるはめになったじゃない。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…