「苺も、可愛い服、着なきゃねっ!!」

いきなりの春菜の言葉にドキッとした。


「あっ……あたし?!」


「苺も、野上くんの心ゲットしなきゃねー♪」

さっきまで泣いてたのが嘘かのように、いつも通り含み笑いをしながら言う春菜。


「えっ……ええぇえっ!!?」


いきなり突拍子なことを言われて、あたしはドキッとした。


「あはは、可愛いなぁ、苺っ!」

「苺、顔、真っ赤だよー?」


反応を見て、あたしの頭を可愛がるように撫でて笑う春菜達。


うぅ――……
そんなに顔、真っ赤なのかなぁ―――