「このケーキね、
苺が作ったんだよーっ♪」

古河の言葉を聞いて、びっくりした──…。


葵本の手作りケーキ──…

俺のために作ってくれたんだ──…

言葉に出来ないぐらい嬉しい気持ちが広がっていた──…。


ほんとに美味しくて
何個も食べれそうなくらいだった──…。


「「本日のメインイベントぉー!」」

誠也と章吾が声をそろえてカバンから何かを取り出した──…。

「気に入ってもらえるかは分かんないけど、俺ら全員から。」


プレゼント───…。


黒っぽいカバンと、
その中に入っていたのは明るい色の服だった──…。