文化祭も終わって、11月。
実咲たちと教室で話してた時、春菜の携帯が震え始めた。


「───章吾からだ。」

「枝崎くんから?
そこに居るのに何だろうね?」

同じクラス内に居るのに、春菜のもとにメールが来た。

そのメールを先に呼んだ春菜は 、あたしたちに見えるように携帯を向けてくれた。


【11月5日って予定ある?
葵本たちにも聞いてくんない?(・ω・`?)】


11月5日に何かあるのかな──?


「あたしは、特に無いよー。」

実咲も香歩も特に何もないようで、それを聞くと春菜はメールを返信していた。


【皆、大丈夫だってー!(*^-^*)】

メールを送り終えて、すぐに返事が返ってきた。


【了解(^^ゞ
いきなりで悪いんだけど、今日の放課後、駅前のファミレスに皆で集合しない?
このこと、壱には秘密な。】


そのメールを見て
あたしたちは疑問に思った。


何で? って聞いても、後で説明するからっていうメールが返ってきた。


放課後になると、すぐに教室から枝崎くんたちは出ていった。

あたしたちも駅前のファミレスに向かうことにした───。