──side苺──

祭りの日が夢みたい──。


土曜日、部屋のベッドの上で携帯を眺めながらぼーっと考えていた。


また会いたいなぁ──。

祭りの日の事を思い出して、
なんだか恥ずかしくなって布団に勢いよく顔を埋めた。


そのとき、携帯からのメロディーが部屋の中に響き渡った。


サブ画面に表示されたのは、春菜の名前。


【明日、予定ある~??
無かったら遊ぼッッ♪】


春菜からの誘いに、
【いいよー♪】と返事をした。

【じゃあ、明日迎えに行くねー(*^-^*)】


春菜からのメールを読み終えて、携帯をパタンッと閉じて早めに寝ることにした──。