君と出会ったその日から




白蘭学園に来ると
前みたいに下校ピークで


そのピークを過ぎても
峰岸律花は出てこなくて


校門でひたすら待ってた。
誰に見られてもどうでもよくって


いや、そんな事はないかも
ちょっとくらいは恥ずかしかった。


でも、もうすぐ来るかなとか思うと
いくらでもまてた。


第2次ピークでも
峰岸律花は出てこなくて


もうだいぶ日が暮れきった頃
1人、ダッシュで出てきた。


俺は峰岸律花っ!
ってこの前みたいに叫ぶと


「えっ!?嘘!?今からあの広場まで
会いに行こうと思ってたのになんで!?」


って騒がしくテンパりながら言った。
俺は広場に行かなくて良かったと思いつつ


これから俺に会いに行こうと
してたことがすごく嬉しくて


心の中ではかなり舞い上がってた。
と思うけど素直じゃない俺は


「広場にはもう絶対行くなよ!
あぶねぇから」


って少し強気で言った。
そうしないとこの女は行きそうだから…


あぁ〜、ほんと柄じゃねぇことばっか
この女の前になると俺おかしくなるな…