【短編】ねぇ、大好き



快「ほら、南帆おいで。」


南「い、いやいいから。

あたし重いし。自分で歩けるから。」


快「悪化するかもしれねーだろ。


ほら、いいから。」



ヒョイッ


おんぶしてやった。


南「は、はやと、重くない?」



快「重い。」



南「ひどいなー。

じゃあ、おろしていいよ?」



快「いやだ。南帆と触れていたい。」


南「……ずるいよ、快斗。」



快「ずるくて結構です。


ほら、歩くよ?」


南「うん。」