清水くんの笑顔は新鮮で、くしゃっと笑った顔に胸がキュンってして……。



顔がどんどん熱をもっていくのが自分でもわかった。




「ジョウロ持ってないんだから……って───松岡さん?」


清水くんは、突然私に顔を近づけてきた。



「っう、あ……っ!」


顔が近いことに驚いて、また赤くなる。



「松岡さん」


「は、はいっ……!」


じーっと見てくる清水くんに、目を合わせていられなくて、キョロキョロと目を泳がせた。




「……顔、赤い」


「……へっ」


も、もしかして……バレた…!?





清水くんは、またクスっと笑った。


「水やり、間違えたからってそんな恥ずかしがらなくていいよ」



「……えええっ」



な、なんか勘違いされてるーー!?