君の瞳に映りたくて。




おばさんと一緒に病室へ入ると、安定して動く機械と、綺麗な顔で寝てる和泉。


「包帯、とれたんですね。」


「うん。手術したけど簡単なもので、頭も開いてないし、傷口も絆創膏だけになったの。
怪我はほんと大したことないみたいなんだけど、ショック状態でなかなかね…」


辛そうに話すおばさんを見てる和泉が、ものすごく辛そうな顔をしていて和泉の顔がもう見れない………


「…大丈夫です。
春翔くんは必ず目を覚まします!
………だから、そんな顔しないでください。」


私にはそんなことしか言えない。
きっと私が和泉の記憶を戻すから。
きっと私が和泉を体に戻すから。


だから………


「…ありがとう。」


おばさんは辛そうに笑ってそういった。


「そうよね、私が信じなきゃダメだよね。
諦めちゃ、だめだよね。」


「諦めたら、そこで終わってしまいます。
春翔くんは絶対大丈夫です。」


「ありがとう。」


薄っぺらなことしか言えないけど、和泉がまた笑ってくれるなら、私はそれを信じるだけだよ。