君の特別な日に





その日から、琴莉を見つけたら
とにかく話しかけて


お昼一緒に食べようとか一緒に帰ろうとか
たくさん誘ったりして


そしたら、お昼一緒に食べてくれる日も
一緒に帰ってくれる日も


何日かあったりしたりして
そんな日が何日か続いて


ついに琴莉の誕生日が
今週末に控えたある日。


その日は琴莉と帰る約束をしてて
また、7時に昇降口だから


この前みたいに教室で
一人残って勉強してた。


するとこの前の女子が入ってきて
「あっ、優也だ!今日も残って
彼女と帰るのー?あの年下の女の子!」


って突っかかってきた。
今までも何回か突っかかってきてて


ただ話しかけるだけならいいんだけど
やけに距離が近くてめっちゃうざい。


ほんとにカレカノじゃないくせに
カレカノみたいにぺったりくっつけてきて


俺がかなりさっと避けると
今度は腕とか組んできて


ほんと何様って感じで
最近はほんとにウザイ。


すると、
「また、勉強してるんだね!えらーい!
また勉強教えて!優也お願い!」


って馴れ馴れしく猫なで声で言ってくる。
流石に今日という今日はうざくて


しかも、琴莉がたまたま見てて
誤解されたら絶対嫌だし


「ごめん。今日は無理。」
ってキッパリ断った。…だけど


「ねぇ、待ってよ。なんでダメなの?」
って猫なで声で言って