「キャプテン!?」 水滴が歩く度に滴り落ちて、いつもの柔らかそうな髪が濡れる事によって見た事のないワイルドさを醸し出している。 足は一歩一歩と私に近付いて……さっきまで座っていた自分の席からバスタオルを取り出すと、それをばさっと被り水滴を拭い取った。 そして……更に目の前へ立つと 「あのっ!!」 濡れた服を着替える為なのか、私の目の前に現れたのは……勢いよくシャツを脱ぎ捨てたキャプテンの 裸の上半身。