「来てくれてありがとう!!」 一歩、一歩、近付く二人の距離。 優しそうな微笑みをした……サッカー部のジャージに着替えたキャプテンの姿は、制服の時よりも数倍カッコよくて 決意が思わずぐらつきそうになる。 でも、大丈夫。 今ならきっと こんな凄い人と話が出来た!!そんな思い出に……変えられるハズ。 息を思い切り吸うと、目を閉じて、思い切って叫んだ。 「ゴメンなさい!!私……」