絶対に言う!!! 決意を胸に膝よりも少し短いスカートの裾を揺らして、一直線に向かうはサッカー場。 広大な学校の裏手に、その建物は……厳かな雰囲気を持ち、静かに建っていた。 重そうな扉は、関係者以外の立ち入りを拒むように目の前にそびえる。 入ってものかと悩む……そんな私の制服が突然開いた扉でふんわり膨らんだ。 その、扉の向こうには……キャプテンの姿。外とは違う空気が流れ出し、私の体を一気に包み込んだ。