止めよう。 授業が終わって サッカー場に着いたら断ろう。 目立つのも嫌だし!! 恥をかくのはもっと嫌!! 誘ってくれた事は嬉しいけれど、私なんかにやっぱり無理だったんだ。 「鼻息……荒いから」 呆れる梓を前に拳を握り、もう一度ぐっと気合を入れ直す。 私の志望は帰宅部だもん。 明日も、明後日も、学校が終わった後はサチとのんびり過ごすんだから!!!