不安を心に抱えつつ、校門でサチと別れ、教室で梓と合流し 昨日と変わらない一日が始まる……ハズがっ!! 「倉野さーん??」 「呼ばれてるけど??」 梓は本当に描く事が好きらしく、手元でさっぱりとした見た目とは間逆の可愛らしい女の子をサラサラと絵にすると、顔をくいっとこちらへ向けて呟いた。 そこには…… 教室の後ろのドアから顔を覗かせる見知らぬ人。 商Ⅱの校章が先輩である事を示している。ちなみに、普通科1年の私の胸には普Ⅰの校章が光っているんだけれど……。 彼は……一体誰???