虹のかかる空【短編】








だから。


神様から与えられた奇跡のようなのこの瞬間を、後悔のないよう、精一杯駆け抜けたい。






──まだ、彼に「好きだ」と言える勇気は、わたしにはないけれど。






わたしはピンと伸びた白い背中を追いながら、言った。