「お、おじいちゃん!?」 「はっはっは、驚くことじゃあないさ。 いいから、この花の根本を吸ってごらん?」 わたしは戸惑いながらも、おじいちゃんに いわれたとおり蜜を吸ってみる。 「ん!あまーい!」 ただ甘いだけじゃなくて、 すっきりと爽やかな甘さだ。 なんかクセになりそう。 わたしが、味がなくなるまでしつこく 吸っていたら、 おじいちゃんは笑いながらいった。