☆片山 湊叶☆

俺は、高校1年で月光来の総長に
抜擢された。

そう、、、入学してすぐの事だった。
先輩達が族を卒業して
俺らの代が全て幹部へ所属した。

その頃、羽音は中学2年だった。
俺は、羽音と幼馴染みでしょっちゅう
家に遊びに行っていた。

羽音は、一人暮らしだった。
両親は幼い頃に事故で亡くなっていた。
けれど、羽音は俺の前では笑っていた。

いつの間にか、恋心を抱き始めた。
そして、羽音が近くに居てほしくて
月光来の《月姫》に任命した。

これが、皆が苦しむ結果になるとは
この時、誰もおもっていなかった。